脱抑圧

 目が覚めたら明るい部屋に居た。此処はアパートの一室、私の家だ。仕事中に体調を悪くしたために1時間早く退勤させてもらい、元気を出そうと帰りにモロゾフのプリンを買ったところまでは覚えているのだが、それ以降のことを思い出そうにも霧に包まれているような感覚に陥り、何も分からない。なんにせよ、帰巣本能と云うべきか、家に帰ってきているのだから大したものである。

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 プロジェクトセカイを開いて物語を読んでいると、桐谷遥ちゃんとMORE MORE JUMP!のみんなに元気を貰える。アイドルとしての灯が消えそうになっていた3人を繋ぎ止めた花里みのりちゃんは、まさにMVP級の活躍だったと思う。彼女が居てくれたから、遥ちゃんは自分の気持ちに蓋をせずに過ごすことができている。私もそんなふうに気持ちに蓋をせず生きられたら、と思う。

 精神科医である木村好珠先生は、著書『メンタル弱いままたのしく生きてく』の中で、「他人に求められる自分より自分が好きな自分を選ぶ」と述べている。やはり自分の気持ちに嘘をついてしまうのは良くない。自分が好きな自分を選ぶと云うのは、自分の心の声に素直に従うことだと私は考えていて、それは大人であれ子どもであれ非常に大事なことなのだろうと思う。

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