由比檸檬

自己紹介

 自己紹介は、あまり得意ではない。自分が何者なのか、現在地は何処なのか、そしてこれから何処へ進もうとしているのか。それらに対する明確な答えを持ち合わせていないから、何を語ればいいのかが分からなくなってしまうのだ。ただ、客観的事実として私はかつて精神科病院に入院していた患者であって、その後ソーシャルワーカーになった人間である。当事者にして支援者という対極的な属性が渾然一体となった存在。それが私──由比檸檬(ゆいれもん)なのだ。

 思い返せば、幼少期から生きづらかった。完璧でなければ愛されず、欠点があれば罵詈雑言を浴びせられる環境で育った。必然的に、完璧であることが生存戦略となり、私という完璧主義者は生まれた。しかし、不器用な私には完璧主義という生き方は重荷でしかなく、その精神的負荷からついには精神疾患を発症することになった。最も大きな精神的困難に見舞われた19歳の夏を、私は精神科病院の閉鎖病棟で過ごした。

 その後、退院して自宅療養の生活を過ごすなかで、精神保健福祉士、社会福祉士という国家資格があり、ソーシャルワーカーという仕事があることを知った。図書館で読んだ資格一覧の本がきっかけだった。「制度を知っていれば生活に困った時に自分を助けられる。そして、誰かの役に立つことだってできるかもしれない」と考えた私は、思い切って大学に進学し、精神保健福祉士と社会福祉士の国家資格を手にしたのだった。

 2024(令和6)年4月現在、ソーシャルワーカーとしてお仕事をいただいている。

なぜ書き綴るのか

 ここは私の感情の置き場所にして、世界の外側へ広がる海である。頭の中であれこれ考えているだけでは感情の行き先がないし、どうせなら世界に対して自分を表現できる場所が欲しい。私が発信できることといえば自分自身のリカバリーストーリーと、ソーシャルワークに対する思いくらいだ。前者はともかくとして、現役のソーシャルワーカーがソーシャルワークについて発信することで、ソーシャルワークに関心を寄せる人の役に立てるかもしれない。そのように考えた私は、思い切って自分のホームページを持つことにした。短命に終わるかもしれないし、意外に10年後も続いているかもしれない。とりあえず始めてみようと思った次第である。

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