2025/07/03_闘争逃走反応
働き始めて四度目の夏がやってきた。梅雨に入ったと思ったら一瞬にして過ぎ去り、蝉の鳴き声こそ聞こえてこないものの、この暑さは紛れもなく夏本番のものだ。地中の蝉も今頃慌てているだろう。「あれ?もう梅雨が明けてやがるよ。急いで支度しないと」って。
今日は木曜日。時刻は16時31分。本来であれば勤務日であり、こんな時間帯に駄文を入力している余裕は無いはずだが、今の私は自宅で過ごしている。それでも気持ちだけは職場に在って、「あの書類まとめないとな」「面接が終わっていない」「早くあそこに電話しないと」などと頭のなかは忙しい。しかし、医師は療養が必要と判断して私を休ませたのであって、頭のなかでも仕事をしろなんて決して言っていないのである。
私の身に何が起きたのか、詳しく書くことはできない。ただ、大きな出来事が運悪く重なってしまい、体調不良を起こした。嘔吐や腹痛といった自律神経失調症状、それに伴う食欲不振と、体重の激減。短期間に5kgも削られてしまった。それでも職場にいればペルソナを使って仕事ができてしまうのだが、通勤時間が地獄になってしまったのがトドメになった。嘔吐や腹痛を気にしてしまって電車に乗れない。途中駅で降りてもトイレの個室は100%並んでいる。「みんな苦しんでいるんだなぁ。職場に行くまでがしんどいよな、わかる。わかるとも。トイレぐらいしか安全地帯はない」とか考えていた。そんな日々を繰り返して、限界を迎えた。
今は来週の復帰に向けて体調は整えている。消化器内科で処方された薬が著効して、ここ数日は嘔吐も腹痛もなし。きっと出勤したらパソコンの周りにたくさん付箋が貼ってあるのだろう。そのすべてを片付ける用意はできている。…こういうメンタルがダメなんだろうな。